ライトニング・イン・ア・ボトル ラジオシティ・ミュージックホール奇蹟の夜
2003年2月7日に、ブルース生誕100年を記念してニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催された一夜限りのコンサート“サルート・トゥ・ザ・ブルース”の模様を収めた音楽ドキュメンタリー。
- 公開日
- 2005年3月19日(土)
- 監督
- アントワーン・フークア
- 撮影
- リサ・リンズラー
- 音楽
- スティーヴ・ジョーダン
- 出演
- (ドキュメンタリー)
- 製作年
- 2004
- 製作国
- 米
- 原題
- LIGHTNING IN A BOTTLE
- 上映時間
- 103
- INTRODUCTION
- 2003年のアメリカでは、ブルース誕生100年記念事業として、マーティン・スコセッシ製作総指揮による7本の長編ドキュメンタリー映画が製作されたり、ラジオ、出版など様々なメディアでブルースの特集が組まれた。その最大のイベントが、ニューヨーク・ラジオシティで行われたコンサート「サルート・トゥー・ザ・ブルース」。BBキングをはじめ、エアロスミス、ネヴィル・ブラザース、ソロモン・パーク、メイシー・グレイなど総勢50人を超える一流ミュージシャンたちが5時間にもわたる熱演を繰り広げた。本作では、この模様を余すところなく、フィルムに焼きつけた長編音楽ドキュメンタリーである。スタイリッシュな映像と大胆なカメラワークでミュージシャンたちの全てを詳細に描いている。また、歴史的な挿話や過去のアーカイブを盛り込み、音楽のルーツをたどる楽しみと、コンサートの臨場感が味わえる。本作は2004年のベルリン国際映画祭でも注目され、高い評価を得ている。また、映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」、コンサート「サルート・トゥ・ザ・ブルース」の全ての収益金は、若きミュージシャンたちの育成のために、ブルース基金に寄付されている。
- STORY
- 2003年2月7日。著名なアーティストたちが、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールを舞台奇跡の一夜を演じた。満員の会場で、50名以上のミュージシャンたちが、民族音楽、ロック、ジャズ、ヒップポップなどで共演。リハーサルやステージ裏の風景、コンサート本番を含むコンサートまでの1週間を追いかけた貴重な映像である。 <ディーバ3人とビル・コスビー> 黒人女性シンガーのビッグ・ネーム3人が顔を揃えたところに「ビル・コスビーショー」のビリ・コスビーがあらわれる。彼は椅子に腰掛け、何も喋らずに歌に聞き入ってしまう。歌は「Men Like A streetcars」。男を揶揄するこの曲をディーヴァたちが彼を睨みながら笑みをもって歌う。イントロでスウィングしていたビルもやがて微妙な表情になる。という愉快なレビュー。彼とルース・ブラウンがにらめっとする場面は会場で爆笑。 <バディ・ガイ&ジミ・ヘンドリックス> バディ・ガイの68年の古いライブ・フィルムが挿入される。そのライブハウスの客席には、なんと子供のようにはしゃぐジミ・ヘンドリックスがいた。彼がバディ・ガイファンだったことは有名な話。初めて二人が会った時、ジミのセッションの申し出に同意したのは、ヒッピーの女の子の気を惹きたかったからと語って笑わせるが、ジミからのリスペクトが嬉しかったのだろう。この夜、ジミの「レッド・ハウス」をバディ・ガイが演奏したのだ。
- CASTING
- <出演ミュージシャン> ●アンジェリーク・キジョー ●メイヴィス・ステイプルズ ●デヴィッド“ハニーボーイ”エドワーズ ●ケブ・モ ●ジェイムス・ブラッド・ウルマー&アリソン・クラウス ●インディア.アリー ●オデッタ ●ナタリー・コール ●ラリー・ジョンソン ●バディ・ガイ ●ルース・ブラウン ●メイシー・グレイ ●クラレンス“ゲイトマウス”ブラウン ●キム・ウィルソン ●ボニー・レイット ●ジョン・フォガティ ●エアロスミス(スティーヴン・タイラー&ジョー・ペリー) ●ザ・ネヴィル・ブラザーズ ●シュミーカ・コープランド ●ロバート・クレイ ●デヴィッド・ヨハンセン ●ソロモン・バーク ●ヴァーノン・リード ●チャックD ●B.B.キング
- 配給会社
- 日活